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「祖母山」尾平コース(6)

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「祖母山」尾平コース(6)  _f0201348_11254019.jpg 途中の開けた岩場で一休みするが、山頂を離れたのが丁度2時である。
3時間半の行程として登山口には5時半である。
これ以上遅くなると川上渓谷に時間を割くこともできないし、ヘッドライトはいつも二人分用意しているので険呑する必要はないが、薄暮状態での下りは足元に神経を使う。
 祖母山頂から見る道筋とは大違いで、逸れた所に展望台はあるが眺望はスズタケに隠され、途中の露岩以外には殆ど無い。

「祖母山」尾平コース(6)  _f0201348_1126489.jpg妻を引っ張る様に休むこと無しに天狗分れへ淡々と下りて行く。
そして、概ね時間通りに天狗ノ分れに到着。
「祖母山」尾平コース(6)  _f0201348_11315746.jpg「祖母山」尾平コース(6)  _f0201348_11322124.jpg

















 時間も切羽詰まっているし、青空が無くなりつつあるので天狗岩まで足を延ばすことは諦めて尾平へと長い下りへ踏み出して行く。
「祖母山」尾平コース(6)  _f0201348_11353158.jpg 難しい下りではないが、急坂あり、ごろ石、展望なしの黒金山尾根コースは単調である。
時間的に登る人も下る人も居ず、あるのは私達と小鳥の囀りである。
「祖母山」尾平コース(6)  _f0201348_11364673.jpg 道筋は問題ないし100m間隔で標高表示も出ているので時間通りの速さで下っていることが分かる。
「祖母山」尾平コース(6)  _f0201348_11372986.jpg 分かれから2時間弱程で渓流音が暫時右手に大きくなって来る。
写真で見た紅葉の川上渓谷である。
「祖母山」尾平コース(6)  _f0201348_11382041.jpg 初めての道程は感覚的に長く感じるものであるが、想像以上に長い下りに大腿四頭筋に若干の筋肉痛を感じる。
「山小屋1泊の余裕ある登山が祖母山の価値を高めるのかなー!」と改めて感じる。
「祖母山」尾平コース(6)  _f0201348_1139233.jpg 山登りの目的の一つに川上渓谷もあった。
岩盤に砕け散りながら滾々と流れる渓谷がそばにあるのだろうが薄ら日の中では残念ながら印象が薄い。
「祖母山」尾平コース(6)  _f0201348_11394490.jpg 渓流沿いに渡渉と吊り橋を渡りながら登山口へと歩を急ぐ。
宮原への吊り橋を潜り赤茶けたクラッシャーン壁を見ながら、ほぼ時間通りに駐車場へと入って行く。
「祖母山」尾平コース(6)  _f0201348_11403796.jpg20台程度入りそうな駐車場に、私達の車は早い落葉にデコレイトされている。
そして、もう一台端に佇むように停まっている。
 残照の中、靴を脱ぎ上着を代えて空腹に予備の菓子パンとゼリーを流し込む。
 暮れかかる祖母の連山を後ろに、ライトを上げて走る。
田舎道に沿って散在する屋並みは寂しく点灯もない。
往き同様、車の離合も無く改めて過疎の村を実感する。
 カーナビ頼りに緒方町から竹田市を通って、星の煌めく久住高原を瀬の本高原へと急ぐ。
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 チリの落盤事故により閉じ込められた人達の30人目が救出される中、参議院予算員会質疑が中継されているが、総理の歯切れの悪さと官房長官の横柄な物言いに辟易とする。

「祖母山」尾平コース(1)から見る時はこちら
by 1944tourist2004jp | 2010-10-14 11:22 | 山登り


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