「暑い!暑い!」と言い訳をしながら無為に過ごしたこの今年の8月。
老境にとって厳しくもあり、また楽でもあった。
昨年の8月は3回入山し、9月に入っても直ぐに九重山群へと足を運んでいた。
しかし、今年は猛暑に妻も反対するし、ぐうたらな私も暑さにかこつけてつけて計画も立てなかった。
が、クーラーを入れなくなっては言い訳も効かないし、秋山の虫がざわめき始める。
秋ジャガの植え付けと冬野菜の畝作りをしながら、ここ2・3日山登りの為にウオーキングも開始している。
いつものように運動公園周回コースで7・8kmを歩くが、二人とも筋力に問題はなさそうである。
好天が続く中、「私達の登山シーズンは九重から」と、早速計画を立てる。
昨年はポピュラーな「牧ノ戸峠」から入り、天狗ケ城、中岳、稲星山、久住山と周回したが、今年はどうするか。
「九重山群」(1)を見る時はこちら
「やはり初めてのコースを選択すべきだろう!」と赤川コースに決める。
時間的には変わらないが、急坂の登りは大変そうである。
9時過ぎに登山口駐車場に着くと、既に10台ほど入っている。
私達が登山靴に履き替え準備体操をしていると、2台・3台と入って来る。
しかし、2段になった駐車場にはまだまだ余裕がある。
私達と相前後して同年代夫婦と単独の男性が入山して行く。
簡易舗装された登山道を100mほど登り詰めると、突然に硫黄の臭いが鼻を突く。
赤川温泉の源泉なのか、ネットで蔽った向こうに温泉の湧きだす音と臭気があり、下山後の入浴をいやが上にも誘って来る。
更に緩く50mほど進むと急に右に折れ、間もなく「扇ケ鼻」との分岐点に着く。
直進し久住山コースをとる。
「久住山の赤川コース」(2)を見る時はこちら