「休耕田」

f0201348_1591897.jpg 西に垂れこめた雨雲が近付いている中、朝の一仕事と畑へ向かう。
 私が借りている菜園の上に4畝程の休耕田が放置され、一面に「セイタカアワダチソウ」や「ススキ」等が野放図の状態にある。
当然ながら虫達の楽園であり、鳥達の絶好の巣作り場所になっている。
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しかし、花が咲く頃に鼻炎持ちの私に悩みの種は尽きないし、ススキの穂は風で冬野菜の葉間に入り込んで来る。
 草刈機や鎌では歯が立たない程に太く、カヤは竹のようになっている。
剪定用の大きな鋏で刈って、今日で3日目である。
 身体中に熱が溜まりだす頃に大粒の雨が降っ
f0201348_14541790.jpgてくる。
一度決めると引っ込みの効かない頑固さのある私である。
汗と雨が目に入って来るが、残り1/3に奮闘の1時間。
 畑仕事の後の冷水シャワーは最高である。身体に溜まった熱がスーッと引いていく。
 休耕田の拡大とその森林化が問題になっている今、黒豚の放牧による耕地化に取り組んでいる法人をあるTV番組で紹介していたが、アイディアは尽きないようである。
 豚の雑食性を利用して、雑草を食べて貰い、土中に住む虫類を強力な鼻で掘り起こし、ついでに雑木の根っこまで食べ尽くして木まで倒していくらしい。記憶違いかもしれないが、2年程度で完全に耕地化できるらしい。
 この法人は荒れた休耕田を借りて放牧し、耕作可能になった畑は地主の希望があれば無償で返しているらしい。
高額な機械いらず、品質の良い肉豚出荷、耕作地の再生と「一石3豚」と表現していたが、この素晴らしい発想を全国で展開して欲しいものである。
 普通6ヶ月程の肥育期間で出荷する肉豚であるが、草や木の根っこ等が主食では当然ながら出荷は相当遅れるらしい。
しかし、最後に十分な飼料を与えて出来上がる豚肉は極めて美味らしい。
リポーターもその味に惚れ込んでいたが、一流レストランとの取引も進んでいるとのことであった。
 また、この番組で農業法人の取り組みも紹介されていたが、生産から加工販売までまでの取り込みが成功している。若い従業員の給料は同年代のサラリーマンの給料を上回り、家を持てる程になっているらしい。
低収入と無休、若者が農業を嫌う原因を払拭している。
 農業補助や国の規制は時代によって必要であったかも知れないが、前例を踏襲する硬直的な過去の農政は、時として「国と反対のことをすれば成功する!」と揶揄嘲弄されることもしばしばあった。
今後、農産物の安全性と美味を持って世界に打って出られるよう、民間の財力と智恵を農業生産と流通に利用していく時代である。
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by 1944tourist2004jp | 2010-09-13 09:35 | 家庭菜園 | Comments(0)
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