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美峰「利尻山」へ(プロローグ)

美峰「利尻山」へ(プロローグ)_f0201348_19301091.jpg 月に4回ほど山登りをしているが、「年に一度は憧れの山へ!」と、二人で決めている。
 平成20年は「富士山」、21年には「宮之浦岳から縄文杉」、そして今年は年初来温めてきた「利尻山」である。
 北海道の7月は、木々の新芽も鮮やかに清々しい季節である。
 気が早く、一度決めると足が地に着かない私である。
思い立ったが吉日とばかりに即断即決で、妻の味付けを少しずつ貰いながら午前中でバタバタと予約していく。
 先ず、7月12日に「沈まぬ太陽」に搭乗して札幌へと向かう。札幌には同窓が在住しているので、1泊はしなければならない。
 当初、「利尻」まで空路も考えたが、1日1便では乗り継ぎも対応していない。
美峰「利尻山」へ(プロローグ)_f0201348_1928132.jpg 金よりも終身休日の年金生活には、陸路が似合っているのかも知れない。
 400km以上の距離、古都巡り以来の「駅弁」も楽しめるし、山登り前の体力温存を考えると「JR」だろう。
 2日目は、札幌東武Hを後にして7時48分発の「宗谷2号」に乗り込み、駅弁に舌鼓を打ちながら
美峰「利尻山」へ(プロローグ)_f0201348_19314077.jpg昼過ぎには「稚内」到着である。
 「利尻島」行き最終フェリーは16時5分である。
レンタカーで日本の最北端「宗谷岬」へと向かい、港へは「ノシャップ岬」経由で港へ行く。
「鴛泊港」には「お宿マルゼン」の車が迎えに出てくれている。

美峰「利尻山」へ(プロローグ)_f0201348_19323119.jpg 3日目は「利尻山」登山である。
3時半「日の出」と伴に起き、宿の方に登山口まで送って頂く。
二人はオホーツクの碧海と澄み渡った青空に英気を養いながら、10時間の道程である。
 16時過ぎには快感にも似た疲労感を背に登山口に着く。
美峰「利尻山」へ(プロローグ)_f0201348_1934810.jpg陽は高いが、今日は風呂に入ってゆっくりとビールを味わう。
 4日目は、登山日悪天の為の「予備日」としていたので、レンタカーでのんびりと「利尻・礼文」の観光をして、夕陽を地平線に見ながら「香深港」から17時40分の最終便で「稚内」へ戻る。

美峰「利尻山」へ(プロローグ)_f0201348_19381321.jpg 岬で、残照の中に冷酒を傾けながら就寝である。
5日目は長い道のりではあるが、内地とは様相の一変する道北の風景に染まりながら高速バスで札幌へ向かい、千歳から福岡へと飛ぶ予定である。
思い通りに全ては運ばないだろうが、「一月に35日雨が降る!」と云われる屋久島で、滞在3日間とも良好な天気に恵まれた老境は、天の思し召す儘に北海道へ向かう。
                                            7月1日 吉日
 大惨敗の民主党と全試合勝者を当てたパウロ君だった。


「利尻山の旅」(1)を見る時はこちら
by 1944tourist2004jp | 2010-07-12 06:22 | 山登り


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