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「ミヤマキリシマにちと早し由布の耳」(2)

「ミヤマキリシマにちと早し由布の耳」(2)_f0201348_23432935.jpg「ミヤマキリシマにちと早し由布の耳」(2)_f0201348_23434746.jpg 牧草地を過ぎると、「飯盛ケ城」を左に、自然林に陽を遮られたごろ石の登山道を緩やかに登って行く。
 朝の清新な空気と新緑に足の運びは軽いが、ペースの遅い妻が先導する。
急ぎ過ぎると、ろくなことが無いから私にとっても好都合である。
「ミヤマキリシマにちと早し由布の耳」(2)_f0201348_23461168.jpg 暫くすると、沢を挟んだ植林地帯を鋭角に左に折れ、10分ほど歩を進めて行くと、西登山口からとの合流点「合屋越」に出る。
情報通り40分で到着する。
ここで水分を補給して10分ほど休憩をとる。「ミヤマキリシマにちと早し由布の耳」(2)_f0201348_23455439.jpg
 ここからはジグザグに灌木地帯を登って行く。
展望は全く無い。
このような時一人だとペースが上がり過ぎるが、今日は二人なのでペースは間違いない。

 下りの男性二人に会う。
「今日の見晴らしは如何でしたか?」と訊ねると、「早朝は本当に素晴らしかったが、靄が掛かって来てちょっと残念ですね!」との返事である。
二人は別々で、5時と6時の登山開始であったらしい。
「夏山は早く出よう!」と二人で顔を見合わせる。
「ミヤマキリシマにちと早し由布の耳」(2)_f0201348_05449.jpg 展望のない灌木地帯を抜けると、急峻な斜面にジグザグとなり、眼下には、「飯盛ケ城」と牧草地、そして由布温泉街が広がる。
 靄に霞んでいるが、九重山群も確認できる。
ミヤマキリシマの蕾は固いが、南斜面らしく開花してるのもある。
また、名残のように「ミツバツツジ」も咲いている。
「ミヤマキリシマにちと早し由布の耳」(2)_f0201348_0105189.jpg  一人の男性が下りて来る。
「今日は!」と挨拶すると、その男性は私を見て「平治岳でお会いしませんでしたか?」と仰る。
相手の顔に全く見覚えは無かったが、「平治岳」と聞いてぴんっと来るものがあった。
思いもよらぬ偶然の再会にお互い驚き、早速花の情報交換である。
「ミヤマキリシマにちと早し由布の耳」(2)_f0201348_082030.jpg  私は鼻と顎に真白な髭を蓄えているので覚えられ易い。
一方、認知症に突入しつつある私は顔と名前を覚えるのが大の苦手であるから、いつも迷惑千万の輩である。
 妻が興味深く眺めていた木である。
大きな幹の何処其処から、葉っぱが出ているから不思議である。
木の名前は分らない。

「ミヤマキリシマちと早し由布の耳」(3)から見る時はこちら
by 1944tourist2004jp | 2010-05-21 23:42 | 山登り


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