人気ブログランキング | 話題のタグを見る

「石割岳と平野岳」(2)

 妻と分担している日課に、日捲りカレンダーがある。
ここ数日忘れっぱなしで、1週間ぶりの日捲りである。
 私は「論語こよみ」で、今日は「賢を見ては斉しからんことを思い 不賢を見ては内に自らを省みる」である。
「石割岳と平野岳」(2)_f0201348_8332413.jpg 娘を駅まで送り、いつもの朝食を済ませ、PCの前に座る。
 集合は「憩いの森展望所」9時である。
層状雲が空一面を覆っている中、高速を南進するにつれ道路に濡れた形跡が無くなって来る。
「そよかぜ」さんの神通力が効いているのかと思いきや、高速を下り一路星野村へと走り出すと、時々糠雨がフロントを濡らす。
 最近は「曇天は曇天なりに」、「雨は雨なりに」山登りを楽しむ覚悟ができているので空模様は全く気にならない。
「石割岳と平野岳」(2)_f0201348_88964.jpg 9時前に、10数台は入れそうな駐車場に到着である。
 既に無人の乗用車が2台、そして開花したシャクナゲを観賞されている方々が遠目に入る。
 私が登山靴を履いている時に、「そよかぜ」さんの長崎グループが滑り込んでくる。
今日は長崎組4人、佐賀組2人、そして福岡組3人の総勢9人のパーティーである。
「石割岳と平野岳」(2)_f0201348_894754.jpg まだまだ浅漬け登山の域にある私だが、風貌と実年齢だけは最長老にあるようだ。
 「そよかぜ」さんを中心に、自己紹介と予定を確認した後、「ミツバツツジ」と「山桜」に見送られるように、舗装道路を通り植樹林の中へと踏み入る。
「石割岳と平野岳」(2)_f0201348_8513141.jpg 沢沿いにある砂利道の路傍に、早速見つける「ヤマルリソウ」の群生に長崎の女性群が感嘆の声を上げる。
聞いたような名前と花を見て、私も皆さんにつられるように最初の1枚を望遠でパチリ。
「経ケ岳」で習った白い花をとる時の露出-1/3を忘れている!

「石割岳と平野岳」(2)_f0201348_8523176.jpg
「石割岳と平野岳」(2)_f0201348_8264913.jpg 5分ほど登って行くと林道に出て、「石割岳」の登山口がある。
 「山桜」を透かして見える筈の山頂は深く雲間に隠されているが、皆さん方は花に、草木に夢中で歩調は軽い。
 今にも泣き出しそうな空は神通力に押し留められているから面白い。
 ここで一服、ネット囲碁でもしながら思い出そう。

「石割岳と平野岳」(3)を見る時はこちら
by 1944tourist2004jp | 2010-04-12 08:06 | 山登り


<< 「石割岳と平野岳」(3) 「石割岳と平野岳」(1) >>