(夫婦岩と黒髪山)
「宮野宿」まで戻り、陶器の里「有田町」を経由して南下し、「波佐見町」から「川棚町」に入る。
青空が覗き始め空も明るくなり、道路は見通し良く、通行量の少ない快適なドライブである。
そして、いつの間にか川棚町に入る。
町まで行かず田園風景を左折すると、突然「虚空蔵山」の尖峰が目に飛び込んでくる。「ふ-n!これが九州のマッターホルンか!」と納得しながら上木場の登山口駐車場へと急ぐ。
「尖峰」をカメラに収める機会を人工物に遮られながら、ぐいぐい高度を上げ棚田の山村「上木場」へと入って行く。(ダム絶対反対の看板が目立つ)
途中、伏流水の水汲み場なのか狭い道路に車が連なっている。
「登山口駐車場はまだ遠いでしょうか?」と尋ねると、「虚空蔵山の登るんですかと?」と逆に聞かれ戸惑う初老である。確かに雨模様になりつつある。
シフトダウンして棚田を縫うように登って行く。
登山者向け「トイレ」の先を、グイッと左に登り詰めると林道に面した「登山口駐車場」である。
10台程度留まれるが、ここも青い車が1台寂しそうである。
時計を見ると11時40分、高度は330m(山頂を基準に換算)である。
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