新聞紙他の収集日で今朝は少し早めに目覚ましを設定していたが、何故かしら目覚ましより30分ほど早く目覚める。
早起きのついでに、昨晩縛っていた新聞紙を二つ小脇に抱え外に出る。
吃驚!初雪の銀世界である。
面した道路には既に黒っぽくなった轍の跡が付いている。
べた雪のせいか、走っている車の音からチェーン装着の煩い音は聞こえてこない。
下が濡れるのでビニール袋に入れ直して道路に出す。
2階から見ると、庭木にこんもりと積もった雪が一瞬の風で舞散る。
「初雪や 二の字二の字の 下駄の跡」の様は、初老ながら自然と嬉しくなってくる。
このような場面で、少しでも俳諧の心得があればと残念に想う。
ウィーンフィルの「ニューイヤーコンサート」(ビデオ)を聞きながら、お隣さんの柿の木にピントを合わせている。
食べ残しが2・3個垂れ下がっている柿の木にカチガラス、メジロ、スズメが次から次へとやって来て戯れている。
鳥の気持ちは分からないが、私には梢に積もった初雪を啄み楽しんでいるように見える。
もう1ヶ月以上も山に登っていない。
このような時の為にアイゼンを二組買ったが、今日は登山口までのスタッドレスタイヤを履いていない。
山に残雪がある間に、妻と近隣の山に是非登りたいと思う雪景色である。