娘や息子がそれなりに将来の伴侶を見つけて独立していくことは本当に嬉しいことである。
しかし、一方で二人残されると、お祝い事がある度に何とも知れない寂しさを感じものである。
正月は特にそうだ。
子供達が幼い頃は実家に帰って、両親を含め兄弟、甥、姪と大人数でその喜びを共有していた。
大人達が酒を飲みながら政治経済の不毛の議論をしている間に、子供達は干渉のない別部屋で、長幼の秩序ある正月の遊びを楽しんでいたように思う。
核家族化が進み、それぞれの家庭で小さな正月を味わうのも良いが、幼子の社会性と日本の伝統文化を身につけるには、底知れぬ欠陥がある家族制度になっているように感じる。
今日は私達と末娘の3人でささやかに「お節料理」を食べ、初詣に「大貴己神社」に行く。
明日は娘と息子が孫を連れてくる。我が家族10人が揃う。
お節料理を前にして、大賑わいの食事とお酒で大いに盛り上がたいものである。
屋久島で仕入れた幻の焼酎「愛子」も準備しているので、孫達を女性群に任せて大いに語りたいと思っている。
今晩はTV番組の「芸能人格付チェック」を楽しみながら夕食をとり、NHKスペシャル「日本の大転換?」に将来を見ながら酒を飲み続ける。
一人飲み過ぎた元旦の夜は更けていきそうである。