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「鶴見岳」(2)

 駐車場には私達を含め10台である。
最後に入ってきたのは新婚間もない感じの二人連れである。登山口で挨拶代わりに声をかけると、昨日長崎を出て別府に一晩泊り、今朝ここに来たとのことである。
 ダッシュボードの上の表示は「雪の結晶マーク」、3度C以下を示す。
寒さを予想して、袖なしキルティングの上からレインウェアーを羽織り、二人とも完全な着膨れ状態で、11時過ぎに登山開始である。
「鶴見岳」(2)_f0201348_1737957.jpg 登りは神社まで車道を登って行くが、結構きつい登りである。
 妻から「初めはペースを落として行こう!」といつものように声が掛かり、これまたいつものように写真タイムを織り交ぜながらペースを合わせて行く。
 「火男火売神社」に人影はなく、杉の木立に陽は遮られ薄ら寒い狭い境内である。その冬景色の中で、黄金色の銀杏の落葉がやけに目を引く。
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「これもよし!」と登山の無事をお願いし手を合わせる。
 喬木に包まれた急坂を登ると、直ぐに「登山届」がある。開けると10月31日を最後に用紙が無くなっている・・・・・。
 とうとう晩酌が3杯目になった。「3杯と驚くなかれ、お湯7に焼酎3であるから、せいぜい1合程度である」と言い訳をする。
「鶴見岳」(2)_f0201348_17524282.jpg 林道を前にして、トレーニングウェアーの若者に追い抜かれる。
「べっぷ鶴見岳一気登山」のための鍛錬とのことであった。
 紅葉の名残りである分厚く敷かれた落葉を踏みしめながら、急坂を20分登ると林道に出る。

「鶴見岳」(2)_f0201348_1748519.jpg 林道から15分程度は杉林のだらだらとした登りで、足場も問題なくペースが上がる。
 九重山群の「黒岳」が脳裏を翳め、「登り易いな!」と声を掛けると、同じように「黒岳」の経験を思い出したかのように「楽だね!」と返事が返って来る。

「鶴見岳」(2)_f0201348_1750447.jpg 枯れ落ちた落葉木の隙間から常に山頂が望めるし、「一気登山」のための標識が次々と現れてくる。
この標識は、高度50m間隔で距離と頂上までの残り時間が表示されている。「鶴見岳」(2)_f0201348_17552834.jpg
 登山道は「一気登山」のお陰で道筋はしっかりしているし、山肌は落葉木の急斜面であるが、ジグザグの登りになっているので急登には感じない。
☆一つの理由が分る。
(今日は二人とも軽装で、妻のナップサックは昼のお握りだけである)
「鶴見岳」(2)_f0201348_17592392.jpg



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(落葉樹の中でただ1本濃緑が目立つ「ドウダンツツジ」)
 「晩酌も終わったので続きは明日にしよう」とブログ更新は今日になる・・・・?














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by 1944tourist2004jp | 2009-12-07 16:50 | 山登り


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