映画「沈まぬ太陽」

 昨晩から帰って来ている末娘を駅まで送り、その足で朝一番の映画を見に出かける。
映画、特に洋画を見るのは好きだが、最後に行った映画館を思い出せないほどに遠ざかっている。
 本を読んで興味を持った「ダビンチコード」にしろ、アカデミー賞海外作品賞の「おくりびと」にしろ、映画館に行くまでもないとTV観賞で済ました。
 況してや、朝から映画館に行くなんぞとんでもない話であるが、ここが無職の強みである。
私は65歳以上のシニヤ割引でいつでも安いが、今日は月初めの「映画DAY」で割引料金である。
 今回の「沈まぬ太陽」を観るきっかけは、法的整理の瀬戸際にあると同時に吸い込まれるように読んだ文庫本にある。
 「日本航空」と「国土交通省」の航空行政の抜き差しならない癒着、安全と客を無視して飽くなき要求を突きつける労組、そしてそれに纏わり着く政治家達の利権構造をどれほど表現できているか期待半分で観に行った。
 妻はどうか分からないが、第一印象はやはり物足りなかった。
しかし、これだけの大作を3時間で網羅することは甚だ困難であることも実感できた。
金に制限のある監督の事を考えると、「御巣鷹山編」と「アフリカ編」を同時進行で、最後に「会長編」を持って来たのは感心させられた。 
 ナショナル・フラッグの下に私利私欲で動く御用労組と経営陣、それに集る官僚と政治家の駆け引きがもっと描写されていればと個人的には思っている。
 この作品と杉浦一機さんの「地に墜ちた日本航空」を読み返す度に、空の安全より自利自利の政官財に将来の日本を見るような気がする。
 私は、「パンナム」ように「日本航空」は法的整理にされて土台から再建すべきだと思っている。
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by 1944tourist2004jp | 2009-12-01 23:05 | 雑感 | Comments(0)
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