「屋久島紀行 No.1」(空からの入島)

f0201348_13121961.jpg

 当初の予定では27日に屋久島に入る予定であったが、登山ガイドさんの都合により急遽24日に変更になった。
延期になるよりは嬉しい誤算であるが、種子屋久航路の高速船「トッピー」を予約していたので、宿を含めて全ての変更手続きをする。

   (今秋、登山予定の霧島の峰々)
f0201348_1313920.jpg 台湾を直撃した台風による流木の影響で航路は運航停止となっており、24日までの就航解除について海上保安庁の許可は微妙な時期との返事である。
仕方なく空路で屋久島に入ることになった。
 実を云えば、林芙美子の「浮雲」の主人公が見た、「青い沁みるような海原の上に、ビロードのように鬱蒼とした濃緑の山々が晴れた空に屹立してる」と表現された屋久島を実感したいと思っていた。
 霧島よりの鹿児島空港の場所と、帰りに岳父墓参のために車でいくことにした。
未明の4時半に家を出て九州高速道路にのる。流石に通行量は少ない。
時間に余裕があるので、制限速度内で車をきしませること無く走る。お盆の時期に相当な長距離ドライブをしているので、少なからず愛車を労ってやりたい気持ちがある。

f0201348_13133767.jpg 予定通り7時前に空港に到着し、空港駐車場に入る。勿論、駐車スペースを探すに困る時間帯ではない。 直ぐに予約入力でボーディングパスを手にして、7・8kgあるだろうザックを二人分預ける。スムースに行くと思っていると、手荷物検査で大混雑、余裕で来た積りが30分ほどロスしてしまう。
 定刻の8時20分離陸で、屋久島まで僅か25分のフライトで、新聞を読む間もなく屋久島上空である。
北西側から着陸態勢に入ったため、左側の座席に座っている私の窓の外は、薄靄にかすんだ種子島と大海原である。期待外れの溜息入島は、8時55分であった。


f0201348_1314424.jpg 空港前に立ち、急峻な前岳の連なりを見ながら、二人は「暑さはそれほど違いを感じないけど、この明るさはやっぱり南国やな!」と、期せずして意見が一致する。とにかく眩く感じる。
1ヶ月で35日は雨が降る島と言われているが、幸運なことに初秋の青空は澄み渡っている。

 九州最高峰の山「宮之浦岳」を抱く屋久島の地を、私も妻も初めて踏みしめる。霊山と神々しい縄文杉に会える喜びで少なからず胸も高鳴る。
先ずはレンタカーの手配である。バスターミナルのような可愛い飛行場を後にして、レンタカーで宮之浦経由で「白谷雲水峡」を目指す。連休過ぎのこの時期、通行量は非常に少なく、信号もない道に島を実感し、車内に吹き込む風を心地よく感じながら、道沿いに雑草の如く咲いている真紅のハイビスカスや赤紫のブーゲンビリアを横目にしていると、あっという間に宮之浦到着である。



f0201348_13142475.jpg



『屋久島紀行 No.2(白谷雲水峡:その1)に続く・・・』

[PR]
by 1944tourist2004jp | 2009-09-30 17:05 | 山登り | Comments(0)
名前
URL
削除用パスワード


<< 「屋久島紀行 No.2」(白谷... 見事なスタートをきった民主党 >>