「古橋広之進さんの突然の訃報」

 常日頃耳にするお名前ではないが、突然の訃報に驚きとその偉大さを改めて感じている。
ご冥福をお祈り申し上げます。
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 偉大な水泳選手を思い出すとき、ついつい育った家の間取りや、箪笥の上に置かれたラジオが脳裏に浮かぶ。
 私が8歳の時であるが、ヘルシンキオリンピック大会を4極(?)真空管ラジオで、両親や兄と興奮しながら、また耳を欹てながら聞いた記憶がある。
今朝の新聞によると、400m自由形で8位だったらしいが、私には敗れたとの記憶しかない。
 間違っているかも知れないが、その当時古橋選手に続く自由形選手としては非常に短命であったが橋爪選手、その後にメルボルンオリンピックで活躍された山中選手に心震わせた記憶がある。
f0201348_12361341.jpg  私は、彼が泳ぐ度に世界新を出していた最盛期を全く知らない。
当時4歳で親父や兄弟が出かけた後、お袋と二人残された家で、毎朝トイレ掃除をして5円の小遣いを貰い、くじ付きの飴玉を駄菓子屋に買いに行っていた”おふくろ”と共有する思い出しかない。
世界の悪者で五輪にも招待してくれない敗戦後の混乱期、国や自分達の未来に希望を持つというより、考えることさえできない時代に日本人の心の糧として頑張り続けた涙のスウィーマーである。
 また、ボクシングの白井義男さんと同様、日本人としての誇りを取り戻し、世界に向けて日本再認識を発信してくれた人でもある。
 現在も然りであるが、外交で得点を挙げてくれるのは、決して政治家でなくスポーツマン、芸術家、科学者、そして天皇家なのである。





                                  我が家に、今朝初めて咲いた花を捧げたい。
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by 1944tourist2004jp | 2009-08-03 12:25 | その他 | Comments(0)


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