近い将来、水の争奪戦が起こりうるとか、上水道プロジェクトが数兆円の商売になるとか、ハードに強いがソフトに弱い日本とか、水資源に関する話題がメデイアに登場している。
地球規模の動きは別にして、我が家ではここ10数年、飲食用に水道水を使ったことは無い。
体の60%程度は水分であり、体を構成している細胞に健康を損なうような水が常時存在すれば、当然虚弱な体質になるだろう。
それ以前に、水が不味いと、お茶にしても食事にしても美味しくない。
いくら素材が高級であり、無農薬有機食材であっても意味がない。
私が住んでいる地域の水道水は近隣都市のダムから来ており、最近でこそ気にならなくなったが、以前は塩基臭が余りにも強く、生は勿論のことお茶でも呑む気にならなかった。
また、ダムの近辺に違法廃棄物堆積場があり、人身事故が起きたことも報道されていた。
その後、改善されたのか塩基臭は気にならなくなったが、車で30分弱走れば、地下数百mから汲み上げた水を20L100円で買うことができる。
そこは阿蘇の伏流水同様、県内では昔から水の美味しい地帯とされている。
最近は上水道の質も格段に向上し、東京の水はペットボトルにされていると聞くし、海水の淡水化処理技術の進歩も飛躍的に進み、ミネラルウォーターに負けないほどになっているらしい。
しかし、当地の水はその域には達していないように感じているので、これから先も地下水を買い続けることだろう。
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